こんにちは。司法書士の片岡和子です。
昨年12月から「手ぬぐい」にハマってます。
二子玉川でクリスマス柄の手拭いを見かけて、一目惚れして購入したのがきっかけ。
専用の器具にセットして、掛け軸のようにして楽しみます。
現在事務所の玄関に飾っているのは、今年の干支のニワトリと梅の柄。
いい感じでしょ?
昨日は監督人のお仕事で外出。
その後、東京法務局へ出向きました。
ある被後見人の方の後見の登記事項証明書を取るためです。
いつもどおり申請書をちゃちゃっと書いて窓口へ提出。
番号札をもらって待っていたら・・・
「○○番の番号札をお持ちの方~」
と呼ばれました。
お渡し窓口ではなく、受付窓口からです。
???となりながら行ってみると・・・
「申請書に書かれた内容と登記事項に不一致があるのですが。」
「???」
「○○さんの住所が違っています。」
「それなら、既に変更の登記を申請してあるはずですが・・。」
「本当ですか? それはいつ頃ですか?」
「えっと・・・確か先月の・・・」
「しかし、実際に違っているわけですから、このままでは証明書は出せません。」
「でも・・・・・。」
「もしよろしければ、今日変更の登記を申請していただければ。」
「あ・・・はい・・・。」
こうやって私は別の窓口へ誘導され、「?????」と思いながらも指示されるままに変更の申請書を書いたのでした。
実は先月、数件分の変更の登記を申請したのです。
それは確かなことで間違いはなく、自信はありました。
でも、もしかしたら、○○さんの分だけ失念したのかな。
私、アホだからなあ。
アホな上に、トシも取ってるしなあ。
記憶違いもあり得るよなあ・・・。
はあ~、とため息をつきながら、椅子に座って証明書の発行を待っていると・・・
さっきの係の人がすっ飛んできて、
「お客様、こちらの勘違いでした、申し訳ありません。変更は既に完了しておりました。書いていただいた変更の申請書は破棄させていただきます。証明書はすぐにお出ししますから。」
とのこと。
「あ、それはよかったです・・・。」
と答えた私。
しばらく経ってからようやく
「怒るべき場面だったのかな?」
と気がつきました。
私って、ホント、お人よし。
それにしても・・・
私はこういう場面で
「間違ってるのは私の方なのかな?」
と考えてしまうことが多いです。
専業主婦時代が長くて社会人経験が少ないからかも。
実際に、書類をきちんと書く、手続きをきちんとする、といったことは、もともと苦手です。
なので、
「お役所の人が間違う可能性よりも、自分が間違う可能性の方が高い」
みたいな感覚を持ってるのかもしれませんねえ。
この考え方の癖、
「周囲との摩擦が起こることが少ない」
という点では良い面もあるかもしれませんが、
「主張すべきことをきちんと主張できない場面があり得る」
というマイナス面もあるかも、なんてことを考えた一日でした。
☆こちらの記事も読んでみてね☆