こんにちは。司法書士の片岡和子です。
マーガレットの蕾が大きくなってきました。
いつ咲くのかなあ。待ち遠しいです。
さて、私は先月、ついにスマホにしました。
文字入力が難しくて苦労してます。
苦労してますが、それを上回る便利さですねえ。
情報へのアクセスの、恐るべき手軽さ。
バス停はどこ?
時刻表、出てこ~い!
〇○区役所、移転したんだっけ?
スキマ時間にニュースをチェック。
これで十分、新聞いらない。
スマホの使い方で困ったらスマホで検索。
すぐに答えがみつかる。
・・・こんな具合で過ごすこと2週間あまり。
このところ本を読んでない。
タダで読めるものがいっぱいあるんだもの。
何でおカネ払って本を買わなきゃならないの?
何だか短気になった気がする。
検索で即座に答えが見つからないとイライラする。
さっさと正解表示しろよ。
う~ん、何だか私、マズイんじゃないだろうか。
そういえば、この感じ、どこかで・・・
そうか、無料法律相談だ・・・。
私は相談員、つまり情報を提供する側です。
相談者の話を一生懸命聴いて、アタマをフル回転させて情報を提供します。
時には司法書士では扱えない内容のこともあって、「弁護士さんに相談なさる必要がありますよ」とお伝えすることもあります。
そしたら・・・
「それじゃ、おカネかかるじゃない。無料法律相談だっていうから来てみたのに。」
自分で書類を作ったので添削して欲しい、とおっしゃるので、「ここでは、それは出来ないんですよ。お近くの司法書士を紹介しますから、仕事として依頼なさってくださ・・・」と言いかけると、
「なんだ、タダでやってもらえるんじゃないの。」
相談内容が複雑で、持ってこられた資料だけでは判断がつかず、「確答はできないのですが、仮に・・・」と説明を試みると
「ここへ来れば答えてもらえると思ったのに。」
そうか、求められていたのはスマホだったのですねえ。
タダで、正しい答えを、即答してくれる。
私がずっと違和感を感じていたものの正体は「スマホ文化」とでも呼ぶべきものなのかも。
かく言う私も、どうやらスマホ文化に飲み込まれつつあるようで、何とも複雑な気分の今日この頃です。
☆こちらの記事も読んでみてね☆