こんにちは。世田谷区等々力の司法書士です。
事務所の最寄駅は東急大井町線の尾山台または九品仏。
世田谷区だけじゃなくて目黒区・大田区・品川区からも便利なところです。
お気軽にご相談においでくださいね。
私は街歩きが大好き。
それから、いきあたりばったりに路線バスに乗ってみるのも大好き。
初めて乗車してみた路線については、帰宅してから地図を広げて復習します。
すると、その沿線でまた、「行ってみよう!」という場所を見つけたりします。
今回の行先もそうやって見つけたところです。
二週間前、岡本公園民家園へ行った際に、東急「玉32」系統バスに乗ってみたのですが、その沿線を地図でたどっていて見つけました。
っていうか、岡本公園民家園のすぐ近くなんですけど。
地図をじっくり見て初めて気が付いた場所なんです。
瀬田四丁目広場と、そこにある旧小坂邸です。
メジャーな場所じゃないみたいだし、ちょっとわかりにくい場所なので、二子玉川駅出発のルートから解説を。
玉川高島屋前の大通りを北上すると、国道246号線に合流します。
その合流地点のちょっと手前、
このあたりの左側に階段があります。
これです。
この階段を降りると、川があります。
丸子川です。
この川沿いに600メートルほど歩くと「しもやまはし」があります。
これです。
ここを右に曲がって、100メートルもいかないところに瀬田四丁目広場の「下の入り口」があります。
これが入り口。
なぜ「下の入り口」なのかというと、瀬田四丁目広場は、かなり高低差のある崖面に広がっているからなんです。
中に入るとこんな感じ。
うっそうとした薄暗い林になってます。
「広場」という感じではないです。
写真は平坦な場所を撮ってますが、かなり急な昇り道があって、それを上りきったところに「旧小坂邸」があります。
明治中期以降、世田谷の自然の中に、偉い人の別邸がたくさん建てられたそうなのですが、この別邸が唯一現存しているのだとのこと。
「ご自由にお入りください」となってます。
世田谷区の施設で、無料公開されているとのこと。
中に入ると紹介パンフレットが置いてあって、
パンフレットを欲しい方は100円以上の協力をお願いします、
と書いてあり、箱が置いてありました。
世田谷区から運営管理を受託している団体が寄付を募っているようです。
延床面積100坪を超えるおおきな木造建築です。
見ごたえがあります。
これは寝室。
寝室のすぐ隣にある洗面室。
浴室のところとは別に、寝室横に洗面室があるとは、とっても贅沢ですよね。
さらに、この洗面所の隣には「更衣室」が。
鏡台があって、タンスがあって。
寝室は絨毯敷きだけど、更衣室は畳なのが何ともいえないです。
この更衣室の反対側の壁面はこんなふうになってます。
壁一面に洋服が掛けられるようになってる。
さしずめ、現代でいえば「ウォークインクローゼット」ですね。
座敷です。
縁側からの庭の眺めはとてもいいです。
人の手の入りすぎない、自然を生かした庭、という感じ。
庭にも離れの茶室があったらしいのですが、何と、家の中にも茶室が。
写真は茶室の入り口です。
これは何と「電話室」。
家の中に電話ボックスがある! という感じです。
当時の大邸宅にはこんな「電話室」があったそうです。
他にも、書生さんが暮らした玄関わきの三畳間や、女中さんを呼ぶ呼び鈴システムなど、興味深い見どころが満載でした。
これが瀬田四丁目広場の「上の入り口」です。
こちらから入ると旧小坂邸はすぐです。
足に自信のない方は、二子玉川駅からバスを使って「玉川病院」で降りて、こちらの入り口を使った方がよいかもしれません。
地元民でない方にも、ちょっと足を運んでみていただきたい場所でした。
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