こんにちは。世田谷区等々力の司法書士です。
事務所の最寄駅は東急大井町線の九品仏または尾山台。
東横線の自由が丘や田園都市線の二子玉川からも便利なところです。
お気軽にご相談においでくださいね。
今日の東京は気温が高かったですねえ。
歩くと汗ばむくらいでした。
先週のお天気の悪さに比べたら、「絶好のお出かけ日より」という感じでした。
もちろん、遊びに出掛けたわけではないですよ。
私が後見人になっている被後見人の方にお会いしに行ったのです。
いつもだったら九品仏駅から電車に乗るのですが、今日はお天気もよかったし、自由が丘まで歩いて、ちょっと他の用事を済ませてから、自由が丘から電車に乗ることに。
この「ちょっと他の用事」というのは、証券会社です。
受付票をもらってソファに座って順番待ちをしながら、何となくあたりを眺めていたのですが、証券会社って、案外人の出入りが多いんだなあ、と思いました。
たくさんあるブースはお客さんで埋まっていて、担当者と長々と話し込んでる。
お一人だったり、ご夫婦らしい様子だったり。
共通するのは、ご年配の方が多いなあ、ということ。
「ぶらっ」という感じでやって来て、受付で
「○○さんいる?」
と尋ねて
「今いないなら、いいよ、また寄るから」
と帰って行く人も。
ここは社交場なの?
なんて思ってしまいました。
私自身は、個人として証券会社との取引は全くありません。
投資の経験は全くないのです。
成年後見人としては、就任した際に届出をするものの、その後は株などを売買することはなく、定期的に届く報告書の類に目を通して状況の把握をするだけ、というのが基本ですので、証券会社に出入りすることなど、めったにないのです。
後見の仕事を始めてまだ日が浅いころ、相続関係で株を売却する必要が生じた時には
「株を売る、ってどんなふうにやるんだろう・・・」
とドキドキしたのを覚えてます。
そんな私ですから、年配の方たちが実に気軽な感じで証券会社に出入りしているのに、ちょっと驚いてしまいました。
へえ~~、という感じです。
私が担当してる被後見人の方々も、かつてはこんなふうに証券会社に出入りしてたってことなんだよなあ、と、何だかとても感慨深い気分になった日でした。
【2019年10月10日追記】
この記事は2015年4月に書いたものです。
当時は単なる「日記」のつもりでした。
でも、今読み返してみて、ちょっと難しい問題をはらんでいることに気がつきました。
「成年後見人としては、就任した際に届出をするものの、その後は株などを売買することはなく、定期的に届く報告書の類に目を通して状況の把握をするだけ、というのが基本ですので、・・・」の部分です。
これでいいのだろうか? という問題です。
当時は、これでOKなのだ、という認識でいたのですが、現在はいろいろな考え方があるようです。
後見開始となった時点で損益を確定すべき、すなわち全てを売却すべき、という考え方もあり得ます。
様子をみながら価値が下がるようなら売却すべき、被後見人の財産価値の減少を防ぐのは後見人の責任である、という考え方もあり得ます。
私自身は、答えを出せていません。
もう少し考えてみなければならない問題のようです。
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