こんにちは。世田谷区等々力の司法書士です。
音楽と、地元歩きが大好きな熟年女子です。
以前、等々力渓谷のことを書きました。
矢沢川という川の一部、1kmほどが渓谷になっているのですが、実は、この渓谷の上を、東京の大動脈、環状八号線が通っているんです。
日頃、環八を使っておられても、下に渓谷があるなんて、ご存じない方も多いんじゃないかと思います。
この写真は、環状八号線の等々力不動前信号と野毛公園前信号の間の、玉沢橋付近の景色です。
交通量の多い広い道路の脇に、ちょっとだけ緑が見えてます。
実は、この下に等々力渓谷があるんです。
気に留めずに通り過ぎてらっしゃる方も多いのでは。
この玉沢橋からも等々力渓谷に降りて行くことができるのですが、近くには、「等々力渓谷第3号横穴」があります。
崖から横穴を掘って作られた、有力者のお墓だそうです。
石段の上の、小さな穴が墓室の入り口です。
近寄って覗いてみると、中は整備されて、照明も取り付けてあって、様子がよく見えます。
内部の写真を撮ってみたのですが、うまくいかなくて、中の様子がお伝えできないので、石段前にあった説明図を載せておきます。
四角い穴の奥は、ちょっと広い空間になっていて、中には死者が祀られ、穴の外で儀式が執り行われたようです。
等々力渓谷の近くにある玉川野毛町公園には、古墳もあります。
「野毛大塚古墳」というのだそうです。
このあたりは、古墳が多いのだそうですが、その中でいちばん大きいとのこと。
写真ではわかりにくいですが、まん丸の丘に、台形の突出部が2つ、くっついています。
前方後円墳の「前方」がちっちゃくて2つある、というような形です。
「帆立貝式古墳」というのだそうです。
遊歩道も整備されていて、上までのぼることができます。
頂上からの眺めです。
古墳の周囲は気持ちのいい公園になっていて、木陰でのんびりしている人もいれば、小さい子供を遊ばせているファミリーもいます。
野球場やテニスコートもあります。
古墳と公園が一体化して、地元の人に愛される馴染みの場所になっている、といった雰囲気でした。
野毛大塚古墳のある玉川野毛町公園は、東急大井町線等々力駅から徒歩10分ほどです。
等々力渓谷とセットで行ってみられてもいいと思います。
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