生命保険金は遺産ではないけれど相続税の課税対象なのです。

こんにちは。司法書士の片岡和子です。

写真は私の名刺の一部。

ホームページ見てほしいなあ、という気持ちを込めてURLを赤字で印刷してあります。

先日、ホームページの常時SSL化を行って、URLの http が https になったので、名刺も新しいものを注文。

今日、受け取りに行くつもりだったのだけど、さっきから空が真っ暗になってきて、雷が鳴り始めました。

カミナリ大キライ。

名刺受け取りは明日にしよう・・・。

 

さて、今日は相続の場面での生命保険金のお話です。

生命保険にもいろいろとあって、被保険者・保険料の負担者・保険金の受取人の組み合わせで異なるパターンが存在しますが、今日のお話は典型的なタイプの生命保険についてです。

亡くなった方が被保険者で、ご自分で保険料を払っていて、受取人は相続人のうちのひとり、というパターンです。

わかりやすくするため、事例を設定してみましょう。

 

【事例】

Aは妻に先立たれ、ひとり暮らしをしていた。

Aには長男B、次男Cの二人の息子がいる。

Aは、自分の葬式はBに仕切ってもらいたいと思っていて、その資金にするため生命保険をかけ、受取人をBにしてあった。

 

この状況でAが亡くなると、Bは死亡保険金を受け取ることになります。

Bが保険金を受け取るに当たって、弟Cの同意だの、ハンコだのは必要ありません。

受け取った保険金はストレートにBの財産になります。

Aが住んでいた家やら預金やらに関しては、BとCとで話し合い(遺産分割協議)をして、どのように分けるかを決めなければならないのですが、生命保険金は、この話し合いには関係がありません。

Cからすると、

「何だか不公平な気がする・・・」

と感じるかもしれませんが、仕方がありません。

不公平の程度があまりにも極端な場合には、遺産分割において考慮されることもあり得ますが、

「生命保険金は遺産ではない」

が基本です。

さて、ここからは相続税のお話です。

「生命保険金は遺産ではない」のだから、この事例でBが受け取った保険金は相続税の課税対象にはならない、と考えてしまうと間違えます。

相続税申告の場面では、また別のルールがあって、この事例では、「相続税の課税対象になる」が基本なのです。

なぜなのか? については、私にはよくわかりません。

税金の世界は政策的な面が大きいので「リクツ」だけでスッキリとは飲み込めないことが多いです。

この事例では、おカネの流れの実質を見て、

「もともとAのお金だったものがBのものになっている。

法律的には贈与だとも相続だとも言えないけれど、何かしら課税する必要があることには違いないよね。

人が亡くなった場面で具体化するお金の流れなんだから、相続税扱いにして税金をかけるのがいいんじゃない?」

という発想になるのだ、とでも考えておけばよいでしょう。

何はともあれ、

「生命保険金は相続税の課税対象である」

ということをお忘れなく。

ただし、「非課税枠」がありますので、実際には税金がかからない場合も多いでしょう。

非課税枠がどのくらいか、といった具体的なことは、国税庁のホームページなどで調べてみてください。

 

 

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2018年8月13日 | カテゴリー : 相続・遺言 | 投稿者 : Kazuko Kataoka