【歌詞解説・和訳:’Round Midnight】ラウンド・ミッドナイト

こんにちは。片岡和子です。

マーガレットが咲き始めました。

この色が大好き。

つぼみもいっぱい。楽しみです♪

 

さて今日は歌詞解説。’Round Midnight です。

早速いきましょう。

 

< It begins to tell, ’round midnight, ’round midnight >

この文の難しさ、わからなさの原因は何といっても動詞 tell でしょう。

私は、ここでの tell は「効きめがある、こたえる、影響する」の意味だと思います。

辞書から用例を引いてみましょう。

Hard labor told on him. 重労働が体にさわった。

His age is beginning to tell upon him. 彼も年には勝てなくなった。

これと同様の意味だとすると、It begins to tell ’round midnight は「それは真夜中頃になると効いてくる」だと思うのです。

冒頭の It が何なのかは、歌詞を最後まで読むと分かって来ます。

先取りしてしまうと、恋人に去られてしまった事による陰鬱な気分のこと。

これが夜中になると主人公を襲ってくる、そして効いてくる、ということなのではないでしょうか。

この最初の一文の解釈は、人によって本当に様々なようです。

あくまでも「私はこう考えている」ということで、断言はできないです。

参考にとどめてくださいませ。

’round は around の省略形のようです。

この歌の歌詞以外で見たことはありませんが。

歌ってみると ’round midnight が繰り返されているのがとても効果的です。

でも和訳の際には、少々しつこくなるかなあ、です。

繰り返さずに済ませてしまうかもしれません。

 

< I do pretty well till after sundown >

「私は、日没のあとまでは、かなりうまくやっている」。

夕方、日が暮れた直後ぐらいまでは、そこそこ元気に過ごしてるのだけど・・・。

 

< Suppertime I’m feeling sad >

「夕食時には、私は悲しく感じる」。

だんだん落ち込んでくるのですねえ。

でも、まだまだ、それほどひどい状態ではありません。

 

< But it really gets bad ’round midnight >

「でも、真夜中頃になると、本当に悪くなる」。

いよいよ、重~く、暗~くなってくるのですねえ。

この it も、具体的な名詞を指し示しているのではなく、文脈から読み取れる「それ」のことを言っています。

 

< Memories always start ’round midnight, ’round midnight >

「真夜中になるといつも記憶がスタートする」。

いろんなことが思い出されて、後悔やら悲しみやら、いろんなことが頭の中を巡るのでしょうねえ・・・。

記憶が自動再生される、という感じでしょうか。

あ、ここまでの解説で私は、陰鬱、後悔、悲しみ・・・といった、思いっきりネガティブな日本語を使っています。

これは、文脈から読み取った雰囲気、というだけではありません。

曲の持つ雰囲気と相まって、なのです。

何とも言えない雰囲気があるのですよねえ。

この曲は、「歌詞を読んだことなんかないよ」という楽器奏者の皆様にも大人気のようです。

独特の雰囲気が好まれるのでしょう。

(曲が先で、歌詞はあとからつけられたそうです。)

 

< Haven’t got the heart to stand those memories when my heart is still with you >

まずは when の前までを見てみましょう。

主語は I ですが、省略されています。

stand は「辛抱する、我慢する、耐える」。

「私は、それらの記憶に耐える心を持っていない」ですね。

いろんな記憶が次々と湧き上がってくる、その状態に耐えられるだけの元気・気力がない、ってことですね。

次に when 以下ですが、「私の心がまだあなたと共にある時には」と言っています。

ちょっと???な感じがしますよね。

この接続詞 when は、単純に「時」を示しているというよりは、状況を説明しているのだと考えるとよいと思います。

私の心はまだあなたにある、こんな状況では辛い記憶に耐えられるだけのハートがなくて当然でしょ、という感じだと思います。

 

< And old midnight knows it too >

「そして、以前の真夜中もそのことを知っている」。

midnight が擬人化されています。

old はここでは「昔の、以前の、もとの」という意味なのではないかなあ、と思います。

恋人と過ごした幸せな夜のことを指しているのでは、と思うのです。

その頃の真夜中と、今の真夜中、その違いがあまりにも大きい。

それが余計に今の主人公を辛くさせる、という状況を表現しているのでは・・・と思うのですが・・・

う~ん、難しいです。

深入りせずに先へ進みましょう。

 

< When some quarrel we had needs mending, does it mean that our love is ending? >

まずは前半部分を見てみましょう。

quarrel の後に関係代名詞が省略されています。

some quarrel we had で「私たちの間にあった多少のいさかい」。

when some quarrel we had needs mending は、「私たちの多少のいさかいは補修を必要とするけれど、だからといって~」というニュアンスだと思います。

この when も、単純に「時」を表しているのではなく、「~にもかかわらず、たとえ~とはいえ」といった意味を表しているのだと考えられます。

こう考えると、後半部分が「腑に落ちる」感じで理解できますね。

「それが、私たちの愛が終わろうとしていることを意味するの?(そうじゃないでしょう)」ですね。

 

< Darling I need you, lately I find >

「ダーリン、私はあなたが必要です。最近気がついたのです」。

 

< You’re out of my arms >

「あなたは私の腕から出ていってしまった」。

 

< And I’m out of my mind >

「そして私は正気を失っている」。

out of ~’s mind で「狂って、正気を失って」です。

 

< Let our love take wing some midnight ’round midnight >

「私たちの愛に飛び立たせなさい、いつか真夜中に、真夜中ごろに」。

take wing は「飛び立つ」。

some は「いつになるかわからないけれど、いつか」みたいなニュアンスかなあ、と思います。

ここでは、去ってしまった愛にもう一度翼を持たせて、飛び立たせて、そして戻って来させたい、ということを言っているのでは、と思います。

う~ん、今日は「と思います」が多いですねえ。

断言できないのです。

それだけ難しい歌詞だということですねえ・・・。

(もちろん私の力不足もあるのでしょうけど・・・。)

 

< Let the angels sing for your returning >

「天使たちに歌わせなさい、あなたの帰還に向けて」。

 

< Let our love be safe and sound >

「私たちの愛を、安全で健全な状態にさせなさい」。

 

< When old midnight comes around >

「そしたら以前の真夜中がやって来るから」。

ここでの when は、「~するとき」というよりは「・・したらその時~」というニュアンスかなあ、と思います。

「・・したら」に該当するのは、直前の3つの「Let~」だろうと思います。

 

四苦八苦しながら、ようやく最後までたどり着きました。

心許ない内容でしたが、以上を踏まえて和訳にトライしてみます。

 

真夜中ごろになると効いてくるのよ

日没過ぎまでは うまくやってるのだけど

夕食の時には悲しくなって

真夜中には本当にひどくなるの

真夜中ごろに いつも記憶の再生が始まるの

それに耐える気力なんてないわ

私の心は今もあなたと共にあるんですもの

夜もそのことを知っているのね

多少のいさかいがあって修繕は必要だけど

それが愛の終わりを意味するの?

あなたが必要なの 気がついたの

あなたは私の腕から去ってしまった

そして私は気が狂いそうよ

いつか真夜中に 私たちの愛を飛び立たせて

あなたが戻るように 天使たちに歌わせて

私たちの愛を 安心で健やかにして

そしたら 以前の夜が戻って来るわ

 

いかがでしょう。

今回は大苦戦でしたが、何かしら参考になる部分がありましたら幸いです。

/// Words by Bernie Hanighen///

 

 

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2021年2月14日 | カテゴリー : 音楽 | 投稿者 : Kazuko Kataoka