【歌詞解説・和訳:I Left My Heart In San Francisco】我が心はサンフランシスコにあり

こんにちは。片岡和子です。

写真はガーデンシクラメンです。

かなり寂しい姿になってるけど、実は夏越し中。

この酷暑の中で葉っぱが2枚残っているということは、たぶん夏越しは成功。

また冬には真っ赤な花をたっくさん見せてくれると思います♪

 

さて今日の歌詞解説は I Left My Heart In San Francisco です。

早速いきましょう。

 

《 Verse 》

< The loveliness of Paris seems somehow sadly gay >

the loveliness of Paris は「パリの美しさ(魅力・すばらしさ)」。

seems somehow sadly gay は一体何を言ってるのか? ですよね。

gay は、ここでは「陽気な・楽しい」というよりは「派手な・華やかな・きらびやかな」という意味だと思います。

パリの魅力はその華やかさ、と言いたいところだけれど、ちょっと違うなあ・・・という感じが sadly という単語で表現されています。

sadly は「悲しそうに・悲しげに」という意味の副詞です。

sadly gay で「悲しげに華やか」ということになりますね。

somehow は「どういうわけか」。

主人公は、パリの華やかさの中にいても、何故か悲しいような複雑な気分になってしまうのですねえ。

 

< The glory that was Rome is of another day >

主人公は、ローマの遺跡にも行ったのですね。

the glory that was Rome は「かつてローマだった栄華」。

ローマの栄華を感じて、味わったのでしょう。

でもそれはやはり is of another day、「今日ではない別の日のこと、つまり過去のこと」なのですね。

 

< I’ve been terribly alone and forgotten in Manhattan >

主人公はニューヨークへも行きました。

もしかしたらしばらくの間、もしかしたらかなり長くマンハッタンで暮らしたのかもしれません。

でもそこで、主人公は have been terribly alone で forgotten でした。

おそろしく孤独で、忘れ去られてしまったのですね。

have been forgotten は、大都会の中で気に掛けてくれる人もなく、無視されたような、忘れ去られてしまったような、そんな感覚なのだと思います。

「居場所のなさ」と表現してみてもいいかもしれないですね。

 

< I’m going home to my city by the bay >

そして主人公は故郷へ帰ることにします。

city by the bay、入り江のそばの街、もちろんサンフランシスコです。

 

ここまでがヴァース(導入部)です。

ここから先のコーラス(本体部分)だけが歌われることが多いのですが、ヴァースも併せて読んでみることで理解が深まると思い、解説してみました。

ではコーラスへいきましょう。

 

《 Chorus 》

< I left my heart in San Francisco high on a hill >

I left my heart、主人公は自分の心を置いてきました。

どこに置いてきたのかというと、in San Francisco、サンフランシスコです。

そして high on the hill、高いところに、丘の上に置いてきたのですね。

 

< It calls to me to be where little cable cars climb half-way to the stars > 

it calls to me は「それは私に呼びかける」。

it が何を指しているのかが問題です。

「サンフランシスコの街」なのか「置いてきた心」なのか。

私は、「置いてきた心」なのではないかと思います。

確信は持てないのですが。

主人公は心を故郷の高い丘の上に残したまま世界のあちこちを彷徨った。

そして今、置いてきた心が「帰っておいで!」と呼びかけている。

・・・こう考えるのが自然じゃないかなあ、と思うのです。

いずれにせよ、呼びかけの内容が to 以下に示されています。

小さなケーブルカーが星空へ続く道の半ばまで昇っていく場所(つまり、心を置いてきた丘の上)にあなたは存在しなさい(つまり、帰ってきなさい)。

イメージがわきますねえ。

海から空へずっと道が続いていて、サンフランシスコのケーブルカーがその道を上っていく。

ケーブルカーは星たちのいる所までは到達できなくて、行けるのは途中までなのだけど、そこは高い丘の上、主人公が心を置いてきた場所。

そこへ帰れば懐かしい故郷の海も星空も見える・・・。

 

< The morning fog may chill the air >

「サンフランシスコの朝霧は空気を冷やすかもしれない」。

故郷も完璧な場所じゃないのですねえ。

サンフランシスコは霧で有名だそうですが、そこを拾って、この歌の邦題を「霧のサンフランシスコ」とする例もあるようです。

「想い出のサンフランシスコ」という邦題が一般的なようですね。

悪くはないと思うのだけど、「心を置いてきた、その場所へ今から帰るんだ!」という感じが伝わらないので、私は「我が心はサンフランシスコにあり」としてみました。

でも、これでも「帰るんだ!」という感じがうまく伝わらないし・・・難しいですねえ、邦題は。

 

< I don’t care >

サンフランシスコは霧の街、朝の空気は冷たくて・・・でも主人公はそんなこと気にしない。

パリやローマやマンハッタンじゃない、故郷なのだから!

自分の居場所なのだから!

 

< My love waits there in San Francisco above the blue and windy sea >

my love waits there は「私の愛する人はそこで待っている」。

ここでの love が具体的に何を意味するのかはよくわからないです。

実在する恋人なのか、もっと抽象的な「愛」なのか。

いずれにせよ、この歌では、そこが重要な意味を持つわけではありませんし、あまり深く考えなくてもよいかな、と思います。

there は、具体的には in San Francisco であり、above the blue and windy sea です。

サンフランシスコの街、青くて風の強い海の上の方、ですね。

 

< When I come home to you, San Francisco, your golden sun will shine for me >

when I come home to you は「私があなたのもとへ帰る時には」。

you は、サンフランシスコのこと。

直後に「サンフランシスコよ!」と呼びかけています。

your golden sun will shine for me は「あなたの金色の太陽が私に向かって輝くだろう」。

 

以上を踏まえて和訳です。

 

<ヴァース>

パリの魅力は華やかさだけれど なぜだか悲しさを感じる

ローマの栄華は今日のことじゃない

マンハッタンではずっと おそろしく孤独で 居場所がなかった

ふるさとへ帰ろう 入り江のそばの僕の街へ

 

<コーラス>

僕は心をサンフランシスコに置いてきたんだ 高い丘の上に

今その心が呼んでいる

小さなケーブルカーが星空へ向かって昇っていく場所へ帰っておいでと

朝の霧は空気を凍えさせることもある でも構わない

愛する人がサンフランシスコで待っているんだ 青くて風の強い海の上の街で

サンフランシスコよ 僕が君のもとへ帰ったら

君の金色の太陽が僕に向かって輝くんだ

 

いかがでしょう。

参考にしていただけましたら幸いです。

/// Words by Douglas Cross ///

 

 

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2020年8月31日 | カテゴリー : 音楽 | 投稿者 : Kazuko Kataoka