「愚かなり我が心」では伝わらない。~My Foolish Heart~

こんにちは。司法書士の片岡和子です。

事務所玄関の手ぬぐい飾りは爽やかなソフトクリーム。

東京の梅雨明けはまだだけど、夏気分を先取りです。

 

さて、今日は久しぶりの音楽の話題です。

My Foolish Heart という有名なスタンダード曲。

ジャズの世界に足を踏み入れた最初の頃、ビル・エヴァンスの演奏に夢中になって、繰り返し聴いたものです。

その頃は「曲」として聴いていただけで、歌の意味を考えてみることはありませんでした。

最近になって、この曲を歌ってみたいと思うようになり、初めて歌詞を読んでみたのです。

よく理解できない部分もあったため、いろいろと調べていて気がついたのは、邦題が「愚かなり我が心」とされている場合が多いこと。

う~ん、またしても。

「邦題がミスリーディングな名曲」です。

foolish という単語は確かに「愚かな、分別のない」という意味です。

ですから my foolish heart は「私の愚かな心」ということになります。

でも、これを「愚かなり我が心」、つまり「私の心は愚かである」としてしまうと、歌詞の内容とかけ離れたニュアンスになってしまうのです。

この歌の場面は「恋の始まり」。

主人公は、内なる自分の心(=my foolish heart)と会話します。

自問自答ですね。

これは love なの? それとも love ではなくてただの fascination なの? と。

(love と fascination の訳し分けは難しいけれど、とりあえず「本物の恋」と「その場限りの情熱、舞い上がり」だと理解しておけばよいと思います。)

内なる心が my heart ではなくて my foolish heart と表現されているのは、以前に love と fascination を見分けられなくて痛い目に合ったことがあるからなのでしょう。

「恋に疎い、おバカな私の心さん。ホンモノの恋と、ただの舞い上がりは別モノだってことはわかってるわよね。でも、今回はホンモノよね。そうよね。」

・・・と、結局は飛び込んでいくことに・・・というのがこの歌なのです。

いかがでしょう?

「愚かなり我が心」というタイトルとは、ちょっとイメージが違うでしょ?

「邦題がミスリーディングな名曲」は他にもあって、例えば「朝日のようにさわやかに」などもそうです。

なるほどねえ~、と思っていただけましたら幸いです。

 

 

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2019年7月23日 | カテゴリー : 音楽 | 投稿者 : Kazuko Kataoka