【読書日記:精神に疾患は存在するか】高所恐怖症は精神疾患なの?

こんにちは。司法書士の片岡和子です。

現在の事務所玄関の手ぬぐい飾りはアジサイです。

いい感じでしょ。

梅雨には梅雨の楽しみ。

このところ、このブログのアジサイ関連記事もよく読まれてます。

過去に書いた、多摩川台公園や二子玉川公園のアジサイの記事が検索に引っかかるみたい。

 

さて。

梅雨は読書。

・・・って、今思いつきで書いてみただけのこと。

でも、そんなにハズレてはいないと思います。

晴耕雨読、って言いますものね。

私の場合、晴れた休日は街歩きして「地元散歩」の記事を書く。

雨の休日は読書して「読書日記」を書く、という具合です。

仕事に関しても、被後見人の方にお会いしに行くのはお天気のいい日に、雨の日は事務所で事務作業、という感じでやってます。

前置きが長くなりました。

今日の一冊はちょっと手強いです。

読み応えあります。

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精神に疾患は存在するか

北村俊則

星和書店

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私は高所恐怖症です。

だから年金事務所がキライです。

・・・あ、これ、意味不明ですよね。

仕事で時々出向く世田谷年金事務所のエレーベーターが、一部シースルーなのです。

外が見えるやつ。

怖いのです。

観覧車やロープウェイや展望台などは「娯楽」ですから「行かなければいい」のですけど、年金事務所は「仕事」なので・・・。

高いところが怖くない人々からは、よくイジられます。

でも、「高いところが怖い」のには意味がある!

だって、高いところから転落したら危ないのですから、危険を回避して生命を守るために「恐怖感」が存在するのです!

高い場所に恐怖感を持たない古代人は転落事故で死ぬ確率が高かったはず。

恐怖感の強いタイプが生き残ったはずなのです。

でも、現代の技術ではシースルーのエレベーターは危なくない。

高いところに危険が多かったのは昔のことです。

現実の危険は少なくなったのに、危険を回避する仕組みは世代を越えてしっかりと残ってる。

社会環境の変化と、生物としての人間の進化にズレが生じるのですね。

この本では、統合失調症について同様の説明が可能である、としています。

統合失調症の陰性症状(感情の平板化、思考の貧困、意欲の欠如など)が、氷河時代を生き抜くのには適していたのでは、というのです。

洞窟での長期の生活、ごく限られた人間としか交流がない、そんな環境では「社交性や興味のなさ」は生き残りの条件だったと考えられる、というのです。

この部分を読んでいて、「そんな昔のことを持ち出すなんて・・・」とは思わなかったです。

だって、生物としての人間の進化に比べて、社会環境の変化は早すぎる!

だから、どんどんズレが大きくなって、不適応を起こす個体もどんどん増える。

だとしたら、これを「精神疾患」だというのはそもそもオカシイのでは?

・・・といったことが、いろいろな観点から書き連ねてあるのが、この本です。

緻密な考察が繰り広げられていて、決して読みやすい本ではないですが、考えさせられる内容が満載です。

ご興味がおありでしたら手に取ってみてください。

 

 

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2019年6月22日 | カテゴリー : 読書日記 | 投稿者 : Kazuko Kataoka